入れ歯が突然壊れてしまうと、「食事ができない」「人前で話せない」と焦りますよね。「今日中に直してもらえるの?」という不安、よくわかります。
結論からお伝えすると、当日修理できるかどうかは壊れ方によって変わります。軽い欠けなら同じ日に直せることも多い一方、金属部品が折れていると技工所に預ける必要があるケースも。この記事では、どんな破損が当日対応しやすいか、どんな場合に預かりになるのかを、具体的にお話しします。
壊れ方で変わる「当日修理できるかどうか」
まず大前提として、入れ歯の修理は「壊れた箇所と材料」によって難しさがまったく違います。一口に「壊れた」と言っても、プラスチックのちょっとした欠けから、金属の留め具(クラスプ)が折れるケースまで、様々あるんですよね。
プラスチック部分の軽い欠けは当日対応の可能性あり
人工歯(白い歯の部分)が小さく欠けたり、ピンクの床部分(義歯床)に表面的なひびが入ったりした場合は、レジン(歯科用プラスチック)を使って院内で修理できることが多いです。日本歯科医師会も「入れ歯が割れた場合、プラスチックの部分は比較的容易に修理ができます」[1]と案内しており、軽微な破損であれば当日中の修理が期待できます。
当院ではマイクロスコープを導入しているため、肉眼では見えにくい細かな損傷箇所もしっかり確認した上で修理方針を決めています。「どこがどう壊れているか」を正確に把握することが、修理の精度を上げる第一歩です。
義歯床の大きな割れや金属部品の破損は預かりになることも
床が大きく割れている、または金属のクラスプ(留め金)や金属床が変形・折れている場合は、技工所での修理が必要になることがあります。日本歯科医師会によると「金属の場合は預かって修理をする必要があります」[1]とされています。
この場合は、修理期間中の食事が心配になりますよね。「預かりと言われたら次の手はないの?」という不安が出てくると思いますが、後のセクションで応急処置についてもお話ししますので、ひとまず読み進めてください。
| 壊れ方 | 材料 | 当日修理の目安 |
|---|---|---|
| 人工歯の小さな欠け | プラスチック(レジン) | 対応できる場合が多い |
| 床部分の表面的なひび | プラスチック(レジン床) | 対応できる場合が多い |
| 床の大きな割れ・真っ二つ | プラスチック(レジン床) | 難しいことがある |
| クラスプ(金属留め具)の変形・折れ | 金属 | 技工所預かりになることが多い |
| 金属床の破損 | 金属 | 技工所預かりになることが多い |
「とりあえず今日だけでも使いたい」そんなときの応急処置
修理に時間がかかると判断された場合でも、「とりあえず食事や会話ができる状態にしてほしい」というご要望には、応急処置という形で対応できることがあります。日本歯科医師会のガイドでも「こわれた入れ歯は出来るだけはやめに修理するか、新しく作り直す必要があります」[2]と案内されており、放置せず早めに受診することが大切とされています。
当院では患者さまの状況に合わせて、「まず応急処置で最低限使える状態に→その後、根本的な修理や再製作を進める」という段階的な対応を取っています。緊急度が高いときほど、まず「今日できること」を一緒に考えましょう。
自己修理は絶対にしないでください
市販の接着剤で自分でくっつけようとする方が時々いらっしゃいます。気持ちはよくわかるのですが、これは歯ぐきを傷める原因になったり、噛み合わせがずれたまま固まったりして、後の修理が難しくなってしまいます。割れた破片は捨てずに持参して、歯科医院に判断を任せてください。
修理か、それとも新しく作り直すか
入れ歯が完全に割れてしまった場合、修理よりも新製作を検討することがあります。厚生労働省の診療報酬の基準では「破損した有床義歯を修理した後、新たに有床義歯を製作した場合の費用はそれぞれ所定点数により算定する」[3]とされており、修理と新製作は別々の治療として扱われます。
当院では「抜かない・削らない」を基本方針にしており、できる限り今お使いの入れ歯を活かす方向で考えます。それでも安全・快適に使えないと判断したときは、新製作もご提案します。どちらがよいかは、実際に拝見しないとお伝えできないので、まず来院してご相談ください。
保険でどこまでカバーされる?費用感の目安
入れ歯の修理は保険適用で行えることがほとんどです。自己負担は3割(70歳以上は1〜2割)になります。修理内容の複雑さや材料によって費用は変わりますので、来院時にご確認ください。当院では各種保険診療に対応しています。
当院に来ていただくときに知っておいてほしいこと
壊れた破片はすべて持参してください
割れた欠片が1つでもあれば、修理の精度が上がります。捨てずに袋やラップで包んで持参してください。
24時間WEB予約と急患対応をご利用ください
当院(博多I’S歯科・矯正歯科)は、櫛田神社前駅すぐ(徒歩3分)にあります。急患診療も受け入れており、24時間WEB予約にも対応しています。「今日すぐ診てほしい」という方も、まずはお電話またはWEB予約でご連絡ください。
平日は20:00まで、土日も診療しているため、お仕事の都合で日中に来られない方にも対応できます。
まとめ
- 当日修理できるかは「壊れ方」次第。プラスチック部分の軽い欠けは院内で当日対応できることが多いが、金属部品の破損は技工所預かりになることがある
- 完全に直らなくても応急処置は可能。「今日だけ使えれば」という状況にも、段階的に対応できることがある
- 自己修理は逆効果。割れた破片は捨てずに持参し、自分でくっつけるのは避ける
- 修理か新製作かは診察後に判断。入れ歯の状態を実際に拝見してから、最善の方法をご提案する
- 保険適用で修理できるケースが多い。費用については来院時にご確認を
入れ歯が壊れてお困りの際は、まず当院にご連絡ください。「当日診てもらえる?」という問い合わせも歓迎しています。博多I’S歯科・矯正歯科は、福岡市博多区博多駅前3丁目30-15(櫛田神社前駅すぐ)にあり、平日20時まで・土日も診療しています。24時間WEB予約(https://hakatad-c.com/)も受け付けておりますので、お気軽にご相談ください。
参考文献
[1] 日本歯科医師会「お口の119 入れ歯がこわれた」jda.or.jp
[2] 日本歯科医師会「お口の119」jda.or.jp
[3] 厚生労働省「診療報酬点数表の一部改正に伴う実施上の留意事項について」mhlw.go.jp
